雨に咲く花
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郊外に佇んでいる
寂れた建物
そこは知る人ぞ知る高級遊郭『影楼』
そこで男娼として働く
時雨と咲也
ネコ同士の二人は
それぞれのお客様の
相手をしてからでも
求め合い…




小説 
    『時雨と咲也』


番外編
    『しーちゃんさっちゃん』


番外編
    『咲也とお父さん』


番外編
    『鬼の子』












【時雨】
15歳 156cm
細身で華奢
色白で黒髪の碧眼
少年らしいシャツと
半ズボン
B型

小さい頃から母親の再婚相手の義父から暴行を受けていた。
それを知っていた母親も助けてくれなかったことがトラウマで、両親の愛に飢えているくせに、それを望んでも叶わなかったことで誰も愛せない性格になってしまった。

家出同然に飛び出した繁華街でこの遊郭の上客に見初められ、もう帰る家も無いと諦めた態度で連れて来られる。

誰に抱かれても快感を感じてしまう淫乱。
その分誰のことも愛せない冷めた性格だったが、咲也と出逢い徐々に内面が変わっていく。

咲也の最初の『教育係』として、咲也の全てを奪った先輩。
今でも乱暴な客が咲也につかないようにと、自分が身代わりになるなど、無意識に咲也を気遣っている。




【咲也】
14歳 152cm
少女と見紛う容姿
和風を好む客のために
用意された和室と着物姿。
AB型

実業家の一人息子として両親の愛情をたくさん受けて育ったが、事業に失敗し多額の借金を残して父親が自殺してしまう。

お嬢様育ちで病弱な母親の入院費用のため父親の取引相手だった人物からこの高級遊郭の存在を知らされ働くことに。

女みたいとからかわれるのが嫌で護身術と兼ねて習っていた格闘技はかなりの腕前だが、普段は人見知りの大人しい性格。

遊郭に売られて初めての『教育』を時雨にしてもらったため、時雨に特別に懐いている。

時雨への依存にも似たヤンデレ。
時雨がお客様から『行き過ぎたプレイ』をされたりすると、普段の大人しさからは想像出来ないような執着を見せ、お客様に手をあげてでも時雨を守ろうとしてしまう。